
本日は介護老人保健福祉施設さま(新潟市中央区)において、電気ケーブルの接続工事を行なって参りました。
実は、前から気になっていた商品があり、いつか使用してみたいと思っていたところ、この度ご依頼いただいた工事で施工条件が揃ったため採用することにしましたので簡単にご紹介いたします。「セルパック」という商品で、使用条件を選ばず・冠水・直埋・屋内外どこでも使用可能な低圧ケーブル用接続材です。ケーブルの接続部分をケースで覆い、その中にレジン(樹脂)を流し込んでケース内を満たし、外部から水が浸入しないよう完全に防水するというものです。
メーカーが謳っている特長は、
- 接続作業が簡単(短時間で行える)
- ケーブル接続以外は、付属品のみで作業可能
- 高い防水性がある(JIS C 0920 IPX8 相当 メーカー規格)
- ケースも耐候性に優れ、外部衝撃にも強く、高い機械的強度を保持
- 有害物質を一切含まない為、エコケーブルへの適用が可能
- レジン注入直後に通電可能
などです。

ケーブルの接続部分です。ケーブルシースを研磨してケースに収めます。

ケースに蓋をして両端をテープで座巻きします。テープは付属の自己融着テープです。

ケースの3箇所にジョーゴを取付けます。(中央のジョーゴからレジンを流し込みます)

中央から流し込んだレジンが両端のジョーゴに入った状態で静止すれば流し込み完了です。硬化するまでの時間は、注入後60~80分とありました。(完全硬化まではもう少しかかるようでしたが。)

硬化したらジョーゴを切断します。説明書には「金切り鋏」でとありましたが、慣れもありカッターの方がきれいに仕上がりました。
以上、レジン注入形ケーブル接続キット「セルパック」を使用した電気ケーブル接続工事についてご紹介いたしました。実際に使用してみると、防水性としてはかなり高いものだと感じました。作業もし易く、回数をこなすことで更に効率よくできそうです。そうそう頻度はないかもしれませんが、それなりの防水施工が求められる現場での作業には、また使用することになりそうです。
以上、介護老人保健福祉施設における電気ケーブル接続工事レポートでございました。
最後に今回の工事費用のお見積書をご覧下さい。
実際にお客様とご契約させていただいた実績価格となります。
